黙って俺のモノになれ【上】



男の人は苦手だけど……心優しい人だったな。


結局同じ学年としか分からなかったけど…。


同い年ならまたどこかですれ違うだろうし。




……それより、職員室入らなきゃ。



「………失礼します」



スライドドアを開け、中に入るとたくさんの先生の目が一斉にこちらを向く。


第一印象は…男の先生多いな、という事だけ。


入口でどうしようかと思っていると、1人の若い先生がこちらにやって来た。



「柊 心音さんかな?」



「あっ…はい。そうです…」



「ようこそ、桜河学園へ。柊さんの担任になる日向 透瑠(ヒュウガ トオル)です」



……この人が担任の先生か。


この先生もイケメンさんだな…。


ぱっと見25歳くらいだろうな……。


何はともあれ、この先生の言うことちゃんと聞いとかなくちゃ…!



「よろしくお願いします……!」



「うん、よろしくね。それじゃこの学校の説明をざっとするから、こっちに来てくれる?」



日向先生が優しくそう言う。


----この人が担任で良かったな。


あたしは直感的にそう思いました。