その後、何故か朝霧くんからの反応がなく。
何となく気まずいまま西宮先輩のお店へたどり着いた。
「…いらっしゃい。来てくれたんだな」
「当たり前っすよ。俺なんで」
「ちょっとよく分かんねぇけど…。そうか」
…確かに。
朝霧くんだから、って……。
少し理解が難しいですね…。
でも、そんなとこも朝霧くんらしいと言えばらしいです…。
「オススメって何すか?」
ここでもやっぱりオススメを聞く朝霧くん。
「オススメか。それなら無難に唐揚げがいいと思う。ポテトも上手いけど」
「んじゃ、それ一つずつで」
「わかった。じゃ240円」
「あぁ、はい」
「うん。じゃ後で、柊」
「あ、はいっ…!」
っとゆーことで。
唐揚げとポテトと焼きそばを購入。
本当、お金持ってくればよかったよ…。
そんなことを思っていると、
「ほら、これひとつやるよ」
朝霧くんの目線の先には先程買った唐揚げがあった。
「…え、あの………………」
「だから!これやるっつってんだよ。お前金ねぇんだろ?」
「えっ、でも…………」
「いいから。男が差し出すもんは素直に受け取っとけ」



