黙って俺のモノになれ【上】


その後、何故か朝霧くんからの反応がなく。


何となく気まずいまま西宮先輩のお店へたどり着いた。



「…いらっしゃい。来てくれたんだな」



「当たり前っすよ。俺なんで」



「ちょっとよく分かんねぇけど…。そうか」



…確かに。


朝霧くんだから、って……。


少し理解が難しいですね…。


でも、そんなとこも朝霧くんらしいと言えばらしいです…。



「オススメって何すか?」



ここでもやっぱりオススメを聞く朝霧くん。



「オススメか。それなら無難に唐揚げがいいと思う。ポテトも上手いけど」



「んじゃ、それ一つずつで」



「わかった。じゃ240円」



「あぁ、はい」



「うん。じゃ後で、柊」



「あ、はいっ…!」



っとゆーことで。


唐揚げとポテトと焼きそばを購入。


本当、お金持ってくればよかったよ…。


そんなことを思っていると、



「ほら、これひとつやるよ」



朝霧くんの目線の先には先程買った唐揚げがあった。



「…え、あの………………」



「だから!これやるっつってんだよ。お前金ねぇんだろ?」



「えっ、でも…………」



「いいから。男が差し出すもんは素直に受け取っとけ」