「うわ………広い…………」
桜河学園の門の前。
あまりの敷地の広さと建物の大きさにあたしは感嘆の声をもらす。
………迷子になりそうな学校だな。
さすが私立なだけあるよね…。
あたしは不安な気持ちのまま職員室に向かいました。
…………って、職員室どこですか…?
さっきからどことなく視線を感じるし…。
どうしよう…。
あたしが途方に暮れていたときだった。
「どこに行きたいの?」
目の前にいたのは優しそうな雰囲気の男の子だった。
あたし男の人無理だよぉ………!
だけど…他に人はいないし………
この人に頼るしかないかな……。
「あ、あの、職員室に行きたいんですけど…」
俯きながらその男の人に返事をする。
すると、その人は優しい笑顔を浮かべながら
「案内してあげるよ。キミ転校生?」
そう言ってきた。
よく見ると、その男の人は整った顔立ちをしている。
綺麗に手入れされている黒髪。
優しそうな瞳。
スラッと高い身長。
これは世間的にいう、イケメンさんです…!



