黙って俺のモノになれ【上】







「うわ………広い…………」



桜河学園の門の前。


あまりの敷地の広さと建物の大きさにあたしは感嘆の声をもらす。


………迷子になりそうな学校だな。


さすが私立なだけあるよね…。




あたしは不安な気持ちのまま職員室に向かいました。













…………って、職員室どこですか…?


さっきからどことなく視線を感じるし…。


どうしよう…。


あたしが途方に暮れていたときだった。



「どこに行きたいの?」



目の前にいたのは優しそうな雰囲気の男の子だった。


あたし男の人無理だよぉ………!


だけど…他に人はいないし………


この人に頼るしかないかな……。



「あ、あの、職員室に行きたいんですけど…」



俯きながらその男の人に返事をする。


すると、その人は優しい笑顔を浮かべながら



「案内してあげるよ。キミ転校生?」



そう言ってきた。


よく見ると、その男の人は整った顔立ちをしている。


綺麗に手入れされている黒髪。

優しそうな瞳。

スラッと高い身長。




これは世間的にいう、イケメンさんです…!