黙って俺のモノになれ【上】



☆*☆*☆*☆*☆














「優空くん!こげてます!」



「本当だ!湊叶、そっちもちゃんとしてよ!」



「俺の方、焦げてねーし」



あたしたちが向かった先は焼肉屋さん。


焼肉なんて久々に来たな…。


もちろん、男の子と外食なんて初めてで…。


男の子たちの食べっぷりには驚きを隠せませんでした。











そしてお腹もいっぱいになった頃、優空くんのスマホに誰かから着信があった。



「あ、翔斗さんだ!」



そう言って電話を取った優空くんだけど、すぐにスピーカーボタンを押し、あたしたちが座っている机の中心に携帯をおいた。



「?????」



あたしと、桐沢くんが頭にハテナを浮かべているのが分かったのか、すぐにスマホから先輩の声が聞こえた。



『やっほ~、心音ちゃん。それに湊叶も~』



「こ、こんばんわ…」



「………こんばんわ」



「で、話ってなんですか?翔斗さん!」



早く本題に入ってほしいらしい優空くんが翔斗さんにそう促す。



『まあ、そう焦んなよぉ~。本題は簡単。帰ったら3人ともそのまま優空の部屋にいて~。あとでおれらも行くからさ。よろしくね~』



そう言うが早いがすぐにスマホはツーツーっと通話終了の音を鳴らした。



「……え!ちょっと待ってよ!!!それだけ?大事なとこ聞けてないんだけど!!」



「何でまた急に集まることになんだよ…」



「それに…なんで優空くんの部屋なんでしょうか…」



結局、翔斗先輩の通話はあたしたちに疑問を残したまま…焼肉屋さんを出たのだった。