黙って俺のモノになれ【上】



「確かにね。俺らは桜河で初めての文化祭だし楽しむ事が1番だよ」



「そうだね!」



あたしがそう返事をしたタイミングで講義室にたどり着き、決められた席に腰をおろした所で。



キーンコーンカーンコーン───────



ちょうど5時間目の始まりを知らせる鐘がなった。



「全員揃ったな?じゃ号令頼む、春樹」



前にいる透瑠先生の声に前方を見ると、マイクを持った春樹と何やら資料を持った真人がいた。



「起立。礼」



春樹の号令で始まった5限目。



「5限目は聞いてるやつもいると思うが、文化祭の出し物についての話し合いだ。今年は同じ科であるA.B組は合同でする事になった。もちろん2年の総合学科2クラスも同じ」



先生がそう言うとざわめく室内。


賛成の声だったり反対の声だったり…。



「ほら、お前らいちいち騒ぐな。それじゃ春樹、後は頼んだぞ」



そんな賑やかな空気を一言で鎮め、主導権を春樹に託した先生。


そこから、春樹の進行で話し合いが始まった。



「改めて。今日進行を務めるA組学級委員の芹沢…」



「と、アシスタントの俺…橘真人でっす!」



春樹が言い終わる前に真人が割って入り…



「ってわけでよろしく」



それを春樹が何事もなくフォローする。