黙って俺のモノになれ【上】



「何でって…今年は普通科合同だから。てか何でB組いること知ってんの」



再び口を開いた真人にクールに答える春樹。



「さっきね、工藤くんが帰るときに『あとで』って言ってたからそうなのかなって」



ここであたしは口を開き、春樹に答えた。



「ってゆーか、何で合同?出し物って普通クラス単位だよね?」



「何か知らねーけど、今年は一緒にするらしい」



「えー、めんどくさ…」



「まぁそーゆーなよ、慧!A、B組で楽しもーぜ!」



「…真人はいいよね、お気楽で」



「馬鹿!俺だってちゃんと考えたりしてるし!」



慧と真人の言い合いを横目にあたしたちは教室へ戻った。



「もう教室ついたから」



「最後まで俺の話聞けよ!」



本当、2人の言い合いは朝霧くんや優空くん、恒太くんに負けてないよね……。


そんな事を思いながらあたしは席に戻った。














☆*☆*☆*☆*☆















「何になると思う?」



「全然予想出来ないね。心音ちゃんは?どー思う?」



「あたしも全く…」



「だよなー…」



講義室への移動中。


学級委員の春樹と先生に呼ばれた真人がいないから、久しぶりの3人で話しながら歩く。



「じゃーさ、希望は?何したい?」



「んー。俺は定番のお化け屋敷かなー…。盛り上がりそうだしね」



「あたしは…そーゆーのよく分からないけど、カフェとかオシャレかなって」



「そっか!俺は縁日とかやりたいなー。まぁ楽しければ何でもいいんだけどさ!」