1人くらいは知ってるかなって思って聞いてみたけど…。
「俺は知らないけど…。慧は?」
「俺ももちろん知らないし…。真人が知ってるわけないし…」
「ちょ、慧それ何だよ!」
「え、じゃあ知ってる?」
「いや、知らねーけど!」
「結局知らないじゃん!」
答えはでなかった。
本当何があるんだろ…。
真人と慧の言い合いを耳に入れながら、モヤモヤを消せないでいると。
「まー落ち着こうよ2人とも。春樹が自動販売機から帰ってきたら聞いてみよう」
一応学級委員だしね。
と今日も落ち着いている玲弥の声。
こういう所が大人っぽい理由なんだろうな…。
そんな事を思いながら玲弥たちに耳を傾けていると。
「悪い。待たせた」
春樹が帰ってきた。
「はーるーきぃぃぃ。お前に聞きてーことあるんだけど!」
「お前はいちいちうるせーな。いつの間にか人も減ってるし。で?何?」
そーか…。
春樹が席を立ってから皆が帰っていったから知らないんだ。
「皆今さっき帰ったばかりだよ。あ、それで、次の5時間目に何があるか知ってる?」
真人の代わりに尋ねる玲弥。
「何で急に5限の話?文化祭の話し合いだけど」
それに疑問を持ちつつも、質問に答える春樹。
そっか…!そんな時期だよね。
─────ん?でも。
「ただの話し合いで何でB組と会うんだよ!?」
そう、その事だよね…。



