黙って俺のモノになれ【上】



それでも前よりは仲良くなれたのかなぁ…?



「後ろにいんの優空たちじゃない?」



慧の声に更に2人の後ろを見ると…



「本当だ…。優空くんに恒太くん!それに…桐沢くんと工藤くんまで!」



「あ、心音ちゃんだー!」



「心音見た途端にテンションあげんなよ、優空」



恒太くんのその言葉とニヤリとした表情に優空くんは何やら顔つきを変え、何かを言っている様子。


でもここからだと遠すぎて内容までは聞こえない…。


でもとにかく………



「あー、わりぃ!分かったから!まじその顔だけはやめろって………」



恒太くんの“怖い”理由はさておいて。


優空くんの表情、ものすごく笑顔なんです。


前から優空くんには何故か違和感を感じているけど…結局その謎は分かってない。


そしてその後では…



「……俺、戻るわ」



「は!?ちょ、湊叶。お前昼はどーすんだよ?」



「いらねぇ」



そう言った桐沢くんの制服を掴み、桐沢くんを引き連れてこちらにくる工藤くん。



「お前がいらなくても俺はいるんだから帰るのはなし」



「………好きにしろよ」



そしてその流れのまま、私たち5人に朝霧くんたちを加えた総勢11人で食事をすることに。


私たち5人だけでも賑やかなのに11人にもなると更に賑やかになる。


周りを見渡すと、やはり私たちのグループだけが浮いているように見える。


………いや、様にではなく、確実に浮いてますよね…(笑)


とは言っても…


朝霧くんたちは騒がしくないし、桐沢くんなんて口も開いてないし、騒いでるのは恒太くんたちなんだけどね(笑)



「もう!恒太さっきから僕の肉じゃがばっかり食べてるじゃんか!」



「まーまー、落ち着けって優空!うまいぜ?肉じゃが」



「『うまいぜ?』じゃない!僕が買ったんだから知ってるよ!!!」