黙って俺のモノになれ【上】



これが5日前の出来事。


そしてこれを優空に見られてたわけ。


いや、正確には…愛実に“抱きしめられた”ところを。


………………本当最悪だ。


そんな事を考えながら歩いていると。



「すいません、ここまでで大丈夫です…。ありがとうございました………」



女のバイト先……もといSKY(スカイ)で立ち止まった。


───────────は?



「お前のバイト先ってSKY?」



「そうですけど…知ってるんですか…?」



まじかよ…。



「いや、別に」



女にそう言って来た道を引き返しながら、最悪の事態に驚いていた。


女のバイト先…………………SKY。


だってあそこは

















──────俺のバイト先でもあるから。

















面倒なことになんなきゃいいけど。


とりあえず、黙っておくのが1番。


めんどくさくなんのなんて目に見えてる。


………つか、そもそも俺は興味ねぇし。


護衛するなら、したい奴がやりゃーいいんだ。


愛実が言うよーな関係になるはずもないし、


っつかなりたくもねぇし。


────でも。


あいつが来たことで、何かが起こる気がしてなんねぇ。


けど俺は、女となんて絶対に関わんねー。















あいつなんて。




────転校してこなきゃよかったんだ。