そしてそのまま俺のみ不参加のゲームが始まり…。
俺はいつものように横になった。
───────言っとくけど。
別に、寝てるわけじゃねぇ。
『また奏夢…………。お前、カードゲーム以外でも強いとかせこすぎんだよ!』
『んな事言ったってつえーもんはしょーがねぇだろ?』
『~~~~~っ。なんだよ、その上から目線』
『事実だからしょーがねぇだろ』
『また始まった…。よし、席替えだ。優空は楓の隣。奏夢は俺の隣に来て』
『じゃ、再開~』
こんな人たちの会話を横に寝れるわけねぇし。
ただ、することねぇから横になってるだけ。
どーせ、部屋帰っても連れ戻されるだけだし。
なら、ここで何もせず横になっとくのが1番。
俺だって最初からこんな冷てぇやつじゃなかった。
けど最近の話題はあの女のことばっかり。
そんなうざってー女の話ばっかしてると気分悪くなんだよ。
だから、今の集まりにはイヤホンと携帯必須。
これで音楽流して出来るだけ会話聞かねぇようにしてんだ。
『俺これ終わったら部屋戻る』
『楓さん戻るなら俺も』
『優空は残れ、強制だ。…言わなくてもいいと思うけど湊叶もな』
『何の権限があって奏夢にそんな事言われなきゃいけねぇんだよ!』
『いいから残れよ』
『分かったよ!』
『湊叶は?いいよな?』
『別に…。好きにすれば?』
帰りたい、と言ったところで帰れるわけでもないし。
急ぎの用事もねぇ。
だったらこいつらのしたいようにすればいい。
『湊叶どうした?何でそんなにイライラしてる?』
『確かに…いつもはこんな冷たくねぇよな。おかしいぞ、湊叶。何か変なもん食ったか?』
『奏夢に言われたくねぇよ。別に何でもないから気にしないでください、歩結さん』
冷たい…か。
それたぶん、明日が憂鬱なせいだ。
なんたって明日は…
やりたくもねぇ護衛の日だから。



