黙って俺のモノになれ【上】


たぶん…学級委員の人だよね。


芹沢くんはしっかりしてて、すごくかっこいい。


あ…かっこいいっていうのは、顔が、とかではなくて…性格?とか人格?とかです…。


もちろん顔もかっこいいですけどね…!



「春樹か、いいじゃん!てか春樹グループ作ってないの?」



「そうだね。俺らが春樹がいいって思っても相手がグループ作ってたら意味無いし…」



「それなら心配ねぇよ!春樹、休憩時間にの委員会呼ばれてて今いねぇから。そろそろ来るころだと思うぜ!」



委員会か……。


学級委員の委員会はいつも急だし長いと評判みたい。


それを聞くだけでも大変そうです…。



「あ、ほらほら。噂をすると来ただろ?」



そんな真人くんの言葉とともにドアの方を見ると、急いできたのであろう芹沢くんが音楽室に入ってきたところだった。


芹沢くんは辺りを見回し、今の状況を理解したようでまっすぐこちらに向かってきた。



「間違ってないなら俺ここだよな?」



「大正解!さっすが春樹!」



真人くんは芹沢くんが来ることをまるで最初から分かっていたかのように返事をする。



「春樹!よろしくな!」



「よろしく」



その会話に慧くんたちも続く。



「2人ともよろしく。それと…柊、さん?めんどくせぇから心音でいい?まぁ知ってるかもしんないけど俺は芹沢春樹。春樹でいいから」



いつもと変わらない、クールな感じで自己紹介をこなす芹沢くん改め、春樹くん。



「春樹くん、よろしくね…!」



「うん。で?これ何のグループ?」



「ピアノのアンサンブルだってよ!だりぃな。そもそも、こんな男ばっかの学校で音楽必要か?必要ねぇよな!?」



「真人、落ち着いて。あるもんはあるんだから、諦めてやるしかないよ。心音ちゃんはピアノ経験は?」



興奮して話し出した真人くんをなだめ、あたしに尋ねる玲弥くん。