その日の放課後も真莉愛ちゃんはうちに来ていた。
『ねぇ…今日もお母さん達、いないの…?』
そう、上目遣いで俺を見つめる真莉愛ちゃん。
この目…、本当にやばい。
俺、最近歯止めきかなくなりそうでやばいんだよな。
そんな気持ちを隠して
『うん、いないよ』
笑顔で返事を返す。
きっと、真莉愛ちゃんは優しいから俺を受け入れてくれるかもしれない。
けど、大事な女の子にそう簡単に手出せないよ…。
でも、いつかは必ず…。
俺は呑気にそんな事を思ってた。
『そっか…』
『うん。今日は何する?』
『ん~、真莉愛、翔斗くんとイチャイチャしたい…。だめ…?』
『…………………いいよ』
真莉愛ちゃんにこの目をされると断れない。
キスくらいなら…大丈夫か。
『真莉愛ちゃん。目、閉じて?』
素直に目を閉じた真莉愛ちゃんにそっと口づけをする。
『んっ……』
その声もたまらなく可愛くて、俺は必死で理性を押し殺した。
『可愛い…真莉愛……』
『んっ…翔斗…くん……っ』
本当、可愛いな、真莉愛ちゃんは。
でも。
『よし、今日はこれでおしまい!』
『……えっ?』
これ以上やると、まじでやばいから。
『じゃ、送るよ。ほら帰ろ?』
『………うん』
こんな幸せな日常がもうすぐ終わりを告げるなんて俺は思ってもなかった。
☆*☆*☆*☆*☆
そしてその1週間後。
その日は休みで、真莉愛ちゃんの家に招待されていた。
と言っても、真莉愛ちゃんちのご両親はいないらしいから二人きり。
俺……耐え切れるかな……。
そんな気持ちを胸に真莉愛ちゃんちのインターホンを鳴らした。



