黙って俺のモノになれ【上】
























って言っても俺も最初からこんな奴だったわけじゃない。


“あんなの”思い出すだけでも黒歴史だけど、俺が変わったのは間違いなくあれから。


本当はこんな生活よくないって分かってる。


だけど、もう、やめること出来ないんだよね。


───────怖いから。





“あれ”は忘れもしない中2の頃。


初めての彼女が出来たときだった。










───────………




『ひろとくーん!』



『あ、真莉愛ちゃん!』



『帰ろ♪』



『うん!』



この隣にいる可愛い彼女……井上真莉愛(イノウエ マリア)ちゃんと付き合って1ヵ月。


いやー、真莉愛ちゃんに告白された時は本当にびっくりしたな。


でも、付き合えることになってよかった。



『ねぇねぇ、翔斗くん!』



『なーに?』



『真莉愛ね、翔斗くん大好きだよ!』



『……っ!』



不意打ちはずるいって…!



でも…………



『俺も大好きだよ』



本当に大好きなんだ。






初めての彼女。


だから俺はうかれていたのかもしれない。


真莉愛ちゃんの事は本当に大好きだったから、彼女の事を大事にしたいって思ってた。


まさか彼女があんな事を考えていたなんてしらずに、ね。