黙って俺のモノになれ【上】


先輩の表情も気になりますが…。


今は



「…無理してませんか?………優空くん…」



優空くんの方が心配です…。



「………え、僕?」



一方優空くんは、自分の事だと思わなかったのか、とても驚いた表情でこちらを見ていた。



「そうです。何か…無理してますよね…?」



そんな優空くんにもう1度、はっきりと言葉を紡ぐ。



「なんで!?僕、無理なんかして…ない……っ」



立ち上がってそう言い切る前に、優空くんの身体は一瞬くらりと横に傾いた。



「優空!?お前大丈夫かよ!」



その様子を見て、すぐに優空くんを支える朝霧くんと



「優空、ちょっとごめん」



そう言って優空くんの額に手を当て熱を計る……翔斗先輩。


一方あたしは、急なことでどうしたらいいのか分からずあたふた…。


自分で言い出したことなのに…。


あたし、何もできてない…。


どうしたら…………。



「……心音ちゃん。先生呼んできて」



そんな時、あたしは先輩から指示をうけて



「…はい!」



あたしはすぐに保健室へ向かった。










「先生…!優空く……三浦くんが…!」



「ん?三浦くんがどうかした?」



「三浦くんが体調悪くて、倒れかけちゃったので…来てもらえませんか…?」



「分かったわ。三浦くんはどこにいる?」



「食堂です…!」