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「ね~心音ちゃん」
「……なんですか」
「ちょっと怒ってる~?」
「全然怒ってません…」
「でも、なんか冷たく感じるんだけど~」
「気のせいですよ…」
お昼休み。
場所は食堂。
隣にいるのはもちろん、翔斗先輩…。
朝の話題が話題だからか、いつもの倍以上に苦手意識が強いです…。
~~~♪
…………また電話。
相手は“割り切ってる女の子”かな…。
電話するならあたしなんて放っておいていいのに…。
………と思っていたら、先輩は電話に出ませんでした。
「……先輩…?携帯なってますよ…」
「ん~?いいのいいの。今は心音ちゃんと喋りたいし~」
「そ、そうですか…」
あたしは話すことありませんよ……。
言葉にならない声を必死に伝えようと先輩を見るけど、
「心音ちゃんも同じ様に思ってれてるって~?」
全く通じてないどころか、いいふうに解釈されてしまいました…。
「……………」
「あれ~?もしかして照れてる~?可愛いなぁ」
もうかける言葉もありません…。
ポジティブすぎます、先輩…。
そこがいいところなんだか、どうなのか分かりませんが…。
「ね~心音ちゃん…」
そして再び先輩が話しかけようとした時
「あれー?心音ちゃんと…翔斗さん?」
遠くからあたしたちを呼ぶ声がした。
あの声は………………
「優空くん…!それに朝霧くんも…」
「よぉ」
「優空と奏夢じゃ~ん。今、心音ちゃんと2人で楽しんでたんだから邪魔しないでよね~」
その言葉で先輩に目を向けると、かなりふてくされている様子。
だけどすいません、先輩。
あたしは2人が来てくれて少し……いやすごくほっとしてます…。



