「え!?何で俺らが心音ちゃんを嫌うの?」
「だ、だって…あたし急に叫んで怒って…」
「んな事で心音を嫌いになるかよ、ばーか!言っとくけど俺たち心音の事大好きだからな」
そう言ってはにかむ慧くんと、それに頷きながら微笑む玲弥くん。
2人とも、本当に優しすぎます……。
「あ……あたしも………」
「うん、それもちゃんと伝わってるから。それに、何の意味もなく心音があんな事言うわけないし!何かあったんだろ?」
慧くん…そんな風に思っててくれたんだ…。
そろそろ…2人に隠しておくのも限界かな…。
2人とも何となく察してくれて優しくしてくれてるけど…あたしもちゃんと話すべきだよね。
いつまでも隠してはおけないんだから…。
「あのね、玲弥くん、慧くん。あたしの話…聞いてくれるかな…?」
「もちろんだよ」
「あったりまえ!」
「ありがとう。あのね…………」
こうしてあたしは過去にあった事、それから男の子が嫌いだった事。
そして…………
その男の子嫌いが確実に克服されていることを全て話しました。
「………と言うことなの…。今までたくさん迷惑かけてごめんね…。でも、2人には本当に感謝してるんだよ。これからも迷惑かけると思うけど………こんなあたしと仲良くしてくれますか……?」
「……心音、ずっと辛かったんだな。迷惑とか考えんなよ。迷惑なんてかけてなんぼだしな!仲良くするに決まってるじゃん!」
「そんなに辛い過去を話してくれてありがとう、心音ちゃん。俺も慧と同じ、迷惑なんてかけていいし、これからも心音ちゃんと仲良くしたいよ」
「ありがとう……」
こうして過去を打ち明けたあたしは、玲弥くんたちと共に1.2時間目の授業を空き教室で過ごしました。
2時間もさぼっちゃった…。
大丈夫かな…。
だけど、この2時間は無駄じゃなかった。
最初は元男子校なんて絶対にやっていけないと思ったけど…………。
「やばい、俺2時間連続でさぼったの初めてかもしんない!」
「俺もだよ。でも結構楽しいもんだね。心音ちゃんもそう思わない?」
「うん…。そうだね」
今はこんなに大好きで最高なお友達ができたよ、お母さん。



