黙って俺のモノになれ【上】



--ガチャ



「ただいまぁ」



「おーおかえり」



玄関を開けるとシャワーを浴びたあとなのか、髪を濡らした裕くんがいた。



「あれ、今日は早いんだね。裕くん」



いつもは7時くらいに帰ってくるのに…。



「あぁ、今日はほとんど自主練だったからな。早く切り上げたんだ」



「そうだったんだ。お疲れ様」



「おう」



そう言って裕くんは自分の部屋に向かった。



「…よしっ。あたしも洗濯物取りこもっと」







洗濯物を取りこむだけで汗が流れてくる。


…………お風呂に入りたい。


それにしても熱くなったな。


再婚したら引越しするのかな…?


もし引越すとしたらやっぱり夏休みかな…?


新しいお父さんはどんな人なんだろう…?


あたしの頭はお母さんの再婚の事でいっぱいでした。












そして夜---



「ただいま~!」



お母さんが帰ってきました。