「やっぱり心音だー!久しぶり!元気だった?」
「はい。元気です…!光紅ちゃんたちはお元気ですか…?」
「元気だよ。こんなところで心音ちゃんに会えると思わなかった!」
「うちもうちも~」
転校する前と変わらず、明るく話してくれる2人。
って、あ…。
今は汐梨ちゃんといるんだから、2人とばっかり話してちゃだめだよね…!
「あのね、汐梨ちゃん。こちら天之宮高校で仲良くしてもらってた友達の…」
「山本光紅(ヤマモト)です!」
「私は前原花菜(マエハラ)って言います。よろしくね!」
あたしが紹介しようと口を開くと、自ら自己紹介してくれた光紅ちゃんと花菜ちゃん。
「おっけい!うちは市川汐梨。心音とはバイト先が同じなんだ!よろしくね」
2人に続き、汐梨ちゃんも自己紹介。
「汐梨ちゃんね!よろしく!」
「やだな~!汐梨でいいよ。うちも光紅、花菜って呼ぶから!」
「分かった!じゃぁ…汐梨!」
「よろしく、汐梨」
そして早速仲良くなってる様子です。
なんだか…仲のいい人達が友達になるのってすごく嬉しいな…。
「っていうか、今来たんだよね?一緒に座らない?」
「えっ!いいの?うちら邪魔じゃない?」
「全然そんなこと無いよ!ね、心音?」
花菜ちゃんたちも相席して4人…。
そんな楽しそうなこと断る理由もありません。
「うん!」
「じゃぁ決まり!」
「光紅。せっかくだし一緒しようよ!ここで会ったのも何かの縁だしね」
「そうだね!」
こうして4人でテーブルを囲むことになり…
「心音さー、汐梨にはタメ語なんだね。うちらにもタメ語にして欲しいー!」
「うん、分かった…!タメ語にするね…!」
すごく楽しい時間を過ごすことができました。
今日はぐっすり眠れそう。
朝霧くんは最後まで優しいのか、意地悪なのか分かりませんでしたが…。
悪い人じゃないことだけは分かった。
明日は…翔斗先輩…。
朝ちゃんと起きれるかな…?
何はともあれ、皆と久しぶりに話せてよかった。
また…皆で遊べたらいいな。