「あー…心音ちゃんごめんね!また後聞くから!」
しょうがないよね…。
「あ、大丈夫です!全然後でも…!」
「なに?心音、輝さんに聞こうとしたの?」
輝さんが立ち去ると一部始終を見ていた汐梨ちゃんが聞いてきた。
「う、うん!輝さんなら知ってるよなと思って…」
「馬鹿だなー、心音は!自分たちで見るからこそ楽しみがあるんじゃん!だめだよ、聞いたら」
約束だからね、という汐梨ちゃん。
……そうなんだ。
じゃぁ、輝さんに聞くのはやめよう。
そう思ってあたしは輝さんに聞くのをやめました。
そして無事バイトも終わり……
「心音、帰ろっか!」
汐梨ちゃんと帰り道を歩く。
汐梨ちゃんとはお家は近いんだけど…
汐梨ちゃんは頭がいいから私立のエスカレーター式の学校に通ってるんです…!
だから中学校から学校は別々で…。
一緒だったらよかったんだけどな、とバイト終わりはいつも思います。



