黙って俺のモノになれ【上】



「あー…心音ちゃんごめんね!また後聞くから!」



しょうがないよね…。



「あ、大丈夫です!全然後でも…!」



「なに?心音、輝さんに聞こうとしたの?」



輝さんが立ち去ると一部始終を見ていた汐梨ちゃんが聞いてきた。



「う、うん!輝さんなら知ってるよなと思って…」



「馬鹿だなー、心音は!自分たちで見るからこそ楽しみがあるんじゃん!だめだよ、聞いたら」



約束だからね、という汐梨ちゃん。


……そうなんだ。


じゃぁ、輝さんに聞くのはやめよう。


そう思ってあたしは輝さんに聞くのをやめました。













そして無事バイトも終わり……



「心音、帰ろっか!」



汐梨ちゃんと帰り道を歩く。


汐梨ちゃんとはお家は近いんだけど…


汐梨ちゃんは頭がいいから私立のエスカレーター式の学校に通ってるんです…!


だから中学校から学校は別々で…。


一緒だったらよかったんだけどな、とバイト終わりはいつも思います。