「心音ちゃん!迎えに来たよ!!」
「少し待ってください…」
「大丈夫だよぉ!」
あいつに声をかけ、待っていると玲弥と慧がきた。
「優空!心音の迎えか?」
「元気してた?」
そっか、玲弥たちあいつと同じクラスなんだ。
玲弥たちと一緒ならあいつもよかったんじゃねぇの?
いい奴らだし。
「そうだよ!心音ちゃんの迎え!」
「心音さ、優空の事何も知らないっぽかったから今日の昼教えといた!」
へぇ、話したんだ。
って言うか知らないままで良かったんだけど。
まぁいいか、言ったもんはしょうがねぇ。
「そっか!ありがとね!ちょっと恥ずかしいけど」
「それにしても本当に久しぶりだね、優空」
まぁこんな事でもない限り、こっちに来ねぇからな。
「会いたかったー」
「僕もだよ!元気そうでなにより!」
これは半分本気。
玲弥たちはきっと俺の表だけを見て接してるわけじゃない。
それが伝わってくるから、俺も玲弥たちと会うのは全然嫌じゃないんだ。
だけど…本性見せるのはやっぱ恒太だけで十分だ。
そしてふとドア付近を見ると、あいつが遠慮気味にこっちを見ているのが見えた。
あー…行きづらいとか思ってるな、あれ。
準備できたみたいだし、そろそろ行くか。
「ごめん!心音ちゃん!準備はできた?」
「あ、はい…!」
「じゃ帰ろっか!またな、玲弥と慧」
「うん、またねぇ」
「また遊びに行こうぜ!」
そう言う玲弥たちに笑顔で手を振り、心音に視線を向けた。
「帰ろ?」
「はい…!」
モデルの事詳しく聞いたみたいだけど…
今のとこ態度には出てねぇな。



