☆☆☆
あたしと純は流行りの歌を立て続けに歌い、1時間ほど経った時ようやく少し休憩を挟んだ。
2人で一時間歌いっぱなしだと、さすがに喉がやられてくる。
あたしは冷たいメロンソーダを一気に飲んだ。
「そういえばさ、今日は海の命日だな」
ふいにそんな事を言われ、あたしはキョトンとして純を見つめた。
「海……?」
「あぁ」
純は遠い目をするように天井を見上げた。
あたしはリビングで歩の両親が会話していた時の事を思い出す。
海って、夏休みの計画じゃなかったんだろうか?
海は人の名前?
命日って事は、もう亡くなっている人?
次々と疑問が浮かんでくるけれど、純に直接聞くことはできなかった。
純の話方からすれば、海という人は歩とも近い存在だったことがわかる。
「そ、そうだな……」
あたしは曖昧な返事をした後、話を逸らせたのだった。
あたしと純は流行りの歌を立て続けに歌い、1時間ほど経った時ようやく少し休憩を挟んだ。
2人で一時間歌いっぱなしだと、さすがに喉がやられてくる。
あたしは冷たいメロンソーダを一気に飲んだ。
「そういえばさ、今日は海の命日だな」
ふいにそんな事を言われ、あたしはキョトンとして純を見つめた。
「海……?」
「あぁ」
純は遠い目をするように天井を見上げた。
あたしはリビングで歩の両親が会話していた時の事を思い出す。
海って、夏休みの計画じゃなかったんだろうか?
海は人の名前?
命日って事は、もう亡くなっている人?
次々と疑問が浮かんでくるけれど、純に直接聞くことはできなかった。
純の話方からすれば、海という人は歩とも近い存在だったことがわかる。
「そ、そうだな……」
あたしは曖昧な返事をした後、話を逸らせたのだった。