純はあたしの肩を抱くと「ほんと、心配したんだぜ?」と、顔を覗き込んできた。
イケメンに至近距離で見つめられてあたしの心臓はドクンッと大きく跳ねた。
「おいどうした? いきなり顔が赤くなったけど」
純が慌てたように聞いてくる。
あたしはブンブンと左右に首をふった。
「な、なんでもない」
「ほんとかよ? 熱でもあんじゃねぇの?」
そう言ってあたしの額に手を伸ばしてくるものだから、あたしはあからさまに身を避けてしまった。
これ以上近づかれて、しかもおでこに触れられて平気でなんかいられなかった。
あたしだって彼氏の1人くらい今までいたし、それなりに経験もある。
だけど、純のかっこよさは人並み外れているのだ。
ようやく歩の席に座り、ホッと息を吐き出した。
そして周囲を見回す。
みんなこの前までと何も変わっていない様子だ。
変わってしまったのは、あたしと歩だけ。
歩はクラスに入るやいなや、カレンに声をかけられて戸惑いながらも会話を続けている。
頑張って女言葉を使っているその様子に思わず笑ってしまいそうになった。
イケメンに至近距離で見つめられてあたしの心臓はドクンッと大きく跳ねた。
「おいどうした? いきなり顔が赤くなったけど」
純が慌てたように聞いてくる。
あたしはブンブンと左右に首をふった。
「な、なんでもない」
「ほんとかよ? 熱でもあんじゃねぇの?」
そう言ってあたしの額に手を伸ばしてくるものだから、あたしはあからさまに身を避けてしまった。
これ以上近づかれて、しかもおでこに触れられて平気でなんかいられなかった。
あたしだって彼氏の1人くらい今までいたし、それなりに経験もある。
だけど、純のかっこよさは人並み外れているのだ。
ようやく歩の席に座り、ホッと息を吐き出した。
そして周囲を見回す。
みんなこの前までと何も変わっていない様子だ。
変わってしまったのは、あたしと歩だけ。
歩はクラスに入るやいなや、カレンに声をかけられて戸惑いながらも会話を続けている。
頑張って女言葉を使っているその様子に思わず笑ってしまいそうになった。



