感傷的に君をおもう


せき止めていた心からの言葉をあふれさせる。


俺の役目は言葉の海にマユが溺れないように見張ること。


「誰が悪いの?…そんなの決まってる…っ」


そして


「マユは悪くない」


すがれるように、優しい浮き輪を投げること。