本や漫画のような展開を妄想した日もあった。 でも、もしもフられたら? 親友として当たり前のように隣にいることに慣れすぎて、新しい関係を再構築する勇気は俺にはなかった。 マユの恋人の座は諦めたが親友の座は誰にも渡さない。 そう決意し、大学進学を期にマユから少しずつ距離を取ろうとした。 物理的距離ができればきっと想いは朽ち果てるだろうと思ったのだ。 でも、神様は変なところで親切だった。 模試で見たマユの志望校が俺と同じだったのだ。