「まって!」 木々の間から眩しい日が差す 私は顔の見えない誰かを追いかけている その、細く華奢な小さい手が 私を導く もう少し、あと少し その瞬間 ひらりと揺れるライトブルー ーーえ? ー ーだれ……?