あの頃のように笑いあえたら

ーー週明けの月曜日。

どんよりとした曇り空は、もうすぐ梅雨入りするからなのかな。

教室には、体育祭でもらったトロフィーと賞状が飾られている。

それらを見るたびに、誇りに思い自信を持つことができるだろう。

切り揃えた前髪が気にかかってはいたが、それよりももっと気になることがあった。

「おはよ〜」

教室に入って来る真子を、すかさず咲苗が捕まえる。

「ちょっと真子!英介になんて言われたの?」

ストレートに聞く咲苗。

私も咲苗も、真子の頬がポッと赤くなったのを見逃さなかった。

「ん。付き合わないか?って……」

窓際にいる英介を、チラっと見ながら呟く。

「ほー!で、もちろんオッケーしたよね?」

私も咲苗も、思わず英介に視線を送る。

さすがに自分の話しをされていると気づいたのか、英介もこちらを気にしているのが分かる。

それを見た真子がますます赤くなる。