〈…オレ達には名前なんて縁がねぇーけど、 人間にはあるんだヨ。〉 『じゃあ、私は「アレ」って名前になるの…?』 〈それは、名前じゃねぇーな。〉 それを聞いてしょんぼりする小さな私。 私も目の前の会話の内容に混乱する。 だって、私には神木 譲葉って名前が…。 〈…なんで、花弁だけ摘み取ってんの?〉 『葉っぱいらないもん!』 見れば茎の部分からではなく、 花弁だけを摘み取ってる。