塞side 空を切り裂くと錯覚する程の稲妻が起こり、 譲葉の身を案じる。 「……アイツが行った方向じゃねぇーか。」 急な悪天候に更に不安が積もる。 「塞様!ご依頼が!!」 「……あぁ。」 祓っても祓っても、 妖祓いの依頼が舞い込んで来る。 アイツなら大丈夫だろ。 俺より妖力強いんだしな。 一人納得して俺は依頼を受けた場所に向かった。 塞sideEND