君がくれたもの



電話は毎日してるけど、

こうやって温もりを感じあうのが幸せなんだ。

私こんな柄だったっけ。

と自分に苦笑いしつつも、

お互いを抱きしめあってると、

「暑苦しいんじゃい!」

ズゴーン!と優香に飛び蹴りをされた大輝。

…哀れなり。

「あれ、そういえば佐倉は?」

と聞くと、

「あ〜、佐倉?

大翔くんと話してるよ!」

ヘェ〜…

「あ、てかどうしたの?」

そう、それだ。

大輝の腕を引いて起こしながら問うと、

大輝はベッドに腰掛けて

私の腰を持って、大輝の膝へと座らせた。

それを無視しながらも、

優香と話を進めようとする私に苦笑いの優香。

「いやさ、浴衣と水着見に行きたいなって思ってさ。」

と言った優香に

あ〜、とコクコク頷いてから、

「よし!じゃあ行こう!」

大輝を部屋から出して

パパッと準備をして、

いざ、外へ!

「って、暑いからヤダ。」

玄関を開けた瞬間勢いよく閉めた私に苦笑いの3人。

もうここは、

「大翔〜!!!!」

リビングにいるはずの大翔を呼ぶと、

すぐにひょこっと顔を出した大翔。

「アッシーになって!」

「おっけー。」

前髪を縛ってピョンピョンさせてる大翔は、ダル着のまま車の鍵を持つと、

玄関の扉を開けた。


けど、

「暑い。」

私同様勢いよく玄関を閉めた。