君がくれたもの



私を支えた人物はまさに、

「大輝〜。」

私の大好きな人の腕。

大輝に抱きつこうとすると、

「日菜子!ごめん!」

…え?

「なんで?」

「え、嫌だって、いきなり離しちゃったし…。」

バツが悪そうな顔をする優香に溢れる笑顔。

「全然大丈夫だよ!

気にしないで!」

と、大丈夫という意味を込めて優香の腕に飛びつくと、

私を思いっきり抱きしめた優香。

「ぐぇっ。」


なんなの?!

苦しい。

馬鹿力!

背中を軽く叩いても、話してくれる気配はなくて、

「だいきー!

ヘルプミー!」

と叫ぶと、

渋々私と優香を離した大輝は、

優しく私を抱きしめた。

え、
次は大輝ですか?

でも、
大輝と会えるのは久しぶりだし、

優香とは一昨日遊んだし。

うん、

幸せだ…

私も大輝の背中に腕を回すと、

ぎゅーーっとお互いを抱きしめあった。

だって、本当に

あのデートの日以来だから嬉しい。