君がくれたもの



いろんな人に、大輝のおかげで出会えて

こんなに幸せで笑い合えて、

大輝、大輝、

優しく私を離したおばさんは笑いながら大輝の方へと背中を押した。

私はおばさんに笑って大輝の前に立つと、

「生きててくれて、戻ってきてくれて、


生まれてきてくれてありがとう。」

そう言って大輝を抱きしめた。

「…大輝、退院改めておめでとう。」

後ろから聞こえる控えめな泣き声、

友達達の啜り泣く声。

「…大輝、おかえり。」

「…ん、ただいま、日菜子。」

震える声で私を抱きしめ返した大輝、

よかった。

本当に良かった。

「…大輝大好きだよ。」

改めて、幸せが戻ってきた瞬間だった。