君がくれたもの



びっくりしてその方を見ると、

優香が涙を流しながら、

「…日菜子をっ!
泣かせてどうすんのよっ!
守るなら最後まで守り抜きなさいよっ!
大輝!早く目を覚ましなさいよ!
お願い、お願いだから、

お兄ちゃんみたいにならないで。

お兄ちゃんを大輝を、返して。」

泣き崩れた優香を大輝のところにいた佐倉が支えた。

亜美も横で相良に抱きついて泣いていて、

おじさんとおばさんも支えあっていて、

大丈夫。

私は1人で立てるよ。

大輝が帰ってくるのを待ってる、

窓枠に手をかけて立ち上がると、

「…ずっと、ずっと待ってる。
これからは私が大輝を支えるから。」

たとえ、記憶を失っても

もう一度、次は私から大輝の元へと行くから。

記憶を失っても、

もう一度

大輝と恋をするから。

安心して戻ってきてね。