君がくれたもの



病室に戻ってきたみんなに

「大輝のところ行っちゃだめ?」

そう言えば、

「…本当はだめらしいんだけど、

瀬山先生が、許可してくれたんだよ!」

と嬉しそうな大翔。

車椅子を持ってきて私を乗せた大翔。

そんな私の車椅子を押してくれる優香。

そのよこで私が眠ってる間の話をしてくれる亜美と、お母さんとお父さんと大翔。

私が落ち込まないようにしてくれるのが
すぐにわかった。

だから、私も

笑って頷き続けた。

そして、

大輝の病室の前について、

鏡越しの大輝。

痛々しく頭に包帯が巻かれていて、

腕と足にはギブス。

病院服から見える包帯。

顔には大きなガーゼ。

そして、酸素マスクをしていてたくさんの機械に繋がれていた。


そんな大輝の姿を見て涙が止まらない。