気づけば私は気を失っていて、
目を覚ませば、私の顔を覗き込むお母さんとお父さんと大翔と優香と亜美。
「…大輝は?」
涙を流しながらそう聞くと、
「…今、ICUに入ってる。」
そう教えてくれた優香。
ゆっくりと起き上がり、
大輝のところに向かおうとすれば、
「だめだよ。
今、瀬山先生くるから。」
そう優香が私の肩を優しく押した。
瀬山先生って誰?
そう思ってると、扉がノックされて開いた扉。
背の高い、イケメン先生が入ってきた。
年齢は、20半ばくらい。
あ、大輝の手術をした人だ。
すぐにわかった私はぺこりと頭を下げた。
それに頭を下げ返してくれた先生は
お世辞にも愛想がいいとは言えない。


