性悪男子の甘い毒




翔太先輩と付き合い始めて気付いた事がある。


割と束縛が強め……。


あたし、束縛するのもされるのも嫌なんだけどな…。



いくら嫌な顔しても彼には伝わらないみたい。



「今日、知らない男と喋ってた。アイツ誰?」


放課後の帰り道でも問い詰められる。


誰と喋ったかなんて覚えてないよ…。


「あたしが、ですか?いつ?」

「3時間目終わったあとの休み時間。俺ら移動教室で見ちゃったんだよね」

「あ〜……クラスの男子ですよ。数学の課題教えてもらってて…」

「俺に聞けば良くない?先輩だし、分かるよ」

「でも…‼︎」

「でも、じゃない。分かんないトコは俺に聞くこと。いいね?」


頷け、と言わんばかりの視線。


怖気付いたあたしは、つい頷いちゃった……。



正直、問い詰めるのズルイよ。


翔太先輩だって、いつも女の子に囲まれて笑顔で喋ってるクセに。


なんで、あたしばっか言われなきゃないの……。


もう、限界‼︎