性悪男子の甘い毒




勉強をしている内に、ふとリビングにある時計が目についた。


もう夜の6時過ぎ……。


未央もバイト始まったかな?


「うわ、時間経つの早いな。つーか、腹減った〜…」

「6時過ぎだもんね…」

「家になんかあったっけ」


立ち上がり、キッチンの方へ行く晃椰君。


どうしよう……。


あたし、そろそろ帰った方が良いよね⁉︎


「叶芽」

「なっ、なに⁉︎」

「お前って嫌いな食べ物あんの?」

「人を雑食みたいに言わないでよ…。ピーマン嫌いなのに…」

「案外、お前も子供っぽいのな」


ふんっと鼻で笑って見下された…。


軽く睨み付けるあたしを無視して、冷蔵庫から食材を取り出す。


「…もしかして、晃椰君って料理出来るの⁉︎」

「まぁ、この通り親帰って来ない事が多いんで」

「すごい…。あたし料理苦手…」

「ははっ‼︎不器用そうだもんな‼︎」


ケラケラ笑ってても、手際は慣れてる‼︎


カッコイイかも…。