性悪男子の甘い毒




1時間過ぎぐらい勉強した時。


未央が教科書を片付けて立ち上がった。


「ごめん‼︎6時からバイトだから先帰るね。晃椰君、お邪魔しました‼︎」

「おう。送ってくか?」

「コラ晃椰‼︎横取りすんな‼︎未央ちゃん、俺が送ってくね」

「いや、良いよ‼︎新太君、勉強しなきゃピンチでしょ」


断り続ける未央にゴリ押しって感じで、新太君もカバンを持ち立ち上がる。


結局、言い合いしたまま2人は帰宅。



只今、室内にはあたしと晃椰君がまた2人きり……。


「新太も帰ったな…」

「カバン持ってたもんね…。あたしも、そろそろ帰ろうかな‼︎」

「なんか予定あんの?」

「えっ‼︎よ、予定は特に〜……」


言い掛けた時、そっぽ向いた晃椰君があたしの手を掴んだ。


「じゃあ…まだいろよ。帰り、ちゃんと送ってくし…」

「う、うん…。ありがと……」

「…勉強すっか」

「そうだね‼︎続きしようか‼︎」


さっきまで触れられていた手が熱い…。


集中出来るはずないよ〜‼︎