性悪男子の甘い毒




勉強会開始して約1時間。


集中力の切れた新太が床に倒れた。


「あー‼︎疲れたぁ…。晃椰、飲み物ある?」

「水か麦茶しかねぇわ」

「俺、ジュース飲みたい…。ねっ‼︎未央ちゃん‼︎俺と一緒にコンビニ行こ‼︎」

「えぇ〜……めんどくさいよ〜」

「すぐ近くにあるから‼︎2人の分も買って来るなぁ〜‼︎」


財布だけ持って未央ちゃんと出てった新太。


固まってる叶芽と部屋に2人きり……。


新太のヤツ、仕組んだな?


「えっと…一旦、休憩する⁉︎さすがに疲れたよねっ‼︎」

「すげー疲れた。今日はもう勉強やーめた」

「そうだねー‼︎そいえば、晃椰君のお家の人は今日仕事なの?」

「まぁ……仕事かな」


「そっか」と頷いた叶芽は、それ以上は何も聞いて来なかった。



家に1人で当たり前。


小さい頃からずっと………。


さすがに、今はもう慣れたけど。


寂しいなんて微塵も思わなくなった。