性悪男子の甘い毒




金曜日の放課後。


新太主催の勉強会のために、4人で俺のマンションに来た。


「えっ⁉︎晃椰君って、お坊ちゃま⁉︎」

「そんなワケねーだろ、バカ」

「だって‼︎こんな高層マンションに住んでるんでしょ⁉︎すごい……」


確かに、俺が住んでる部屋は15階。


叶芽はキョロキョロとマンションのエントランスを見渡して挙動不審…。


エレベーターの無駄に長く感じる時間も、コイツらがいたら早く感じた。



「あたし、こんなに高い部屋初めて…。ね、叶芽‼︎」

「うん‼︎しかも、めっちゃ広いし…。なんで秘密にしてたの〜⁉︎」

「俺、秘密にしてたつもりねーんだけど…」


部屋に通せば、大興奮。


新太はけっこー来てるから慣れてるけどね。


「よし‼︎じゃあ…みんな‼︎勉強の前に、腹ごしらえ‼︎俺、お菓子買って来たんだ〜‼︎」

「あははっ‼︎まずは、勉強でしょー。クラス成績最下位の上杉新太君?」

「ちょっ…未央ちゃん⁉︎ドS発揮しないで⁉︎」


リビングのテーブルを4人で囲んで、勉強スタート。


俺の隣には、叶芽が座った。