でも、あの時の高槻君はほんとに優しかった。
ここは女の子らしく対応しなきゃ‼︎
「やめとけば〜。高槻晃椰って、顔は良いけど性悪で有名だよ」
「あたしに任せて‼︎男なんて、みんな同じなんだから」
未央の反対を押し切り、昼休みにE組へ。
教室の出入口にいた男子に高槻君を呼んでもらった。
男子はみんな高槻君を羨ましい目で見てる。
「なに?俺に用事?」
「うん‼︎この間は助けてくれてありがとうございますっ」
「いーえ。治って良かったねー」
背が高い彼には、小首を傾げて上目遣いがポイント。
男なんて簡単〜……。
「それで……高槻君にお礼でマフィン作ったの‼︎食べてくれる…?」
「へぇ〜…。ありがと。でもさ…」
「んっ?」
「俺、お前みたいな外面重視の女無理」
はぁぁぁ⁉︎
そして、唖然とするあたしの耳元で囁く。
「男がみーんな簡単に落ちるなんて思うなよ?……じゃ、またね〜」
ひらひら手を振り教室へ。
アイツ何様のつもり〜⁉︎
あの性悪男〜‼︎
もう絶対に関わらないし‼︎

