性悪男子の甘い毒




コンテストで焼き肉食べ放題券も獲得出来た文化祭も無事に終了。


翌日、放課後には新太指示の元、打ち上げでクラスのヤツらと焼き肉食べ放題に来た。


…はずなのに。


「晃椰〜‼︎飲み物頼む〜?」

「あたし、なんか取ってあげよっか‼︎」

「ちょっと待ってよ〜‼︎あたしが取ってあげるのー‼︎」


なぜか、俺の席の回りは女子だらけ。


新太達は遠巻きに、俺を指差して笑ってる…。



確かに、今だけじゃなく文化祭のせいで俺は校内のプチ有名人。


告白の量、遊びの誘いも割り増し。


男子からは、合コンの誘いが激し過ぎる。


もう、いっそのこと彼女作った方が楽じゃね?


なんて思うほど。



「いや〜、食った‼︎これも、イケメン晃椰君のおかげだなぁ〜」

「うるせーよ‼︎つーか、新太も助けろよな…」

「あの状態が嫌なの⁉︎女子に囲まれた両手に花状態がっ⁉︎」

「嫌だね」

「俺もそんなこと言ってみてぇー‼︎」


いやいや……実際に囲まれてみろよ。


変に神経すり減るからな?



俺が気を使わないでいられる女子ったら、アイツぐらいかもしれない…。