性悪男子の甘い毒




叶芽は不機嫌そうに唇を尖らせて、俺を見上げる。


何か文句でも⁉︎


「遅い…。心細いし、めっちゃ待った…」

「俺いなくて寂しかったって事?大胆だね〜」

「ち、違うし‼︎勘違いしないで‼︎寂しくないもん‼︎」


顔真っ赤にされて言われても説得力ねーから……。


今日は叶芽のせいで調子狂う…。


「お前は黙ってコレでも食っとけ‼︎」

「うわ〜‼︎いっぱい買って来てくれたね‼︎ありがとう‼︎」

「だって、すげー腹減らね?」

「うんうん‼︎めっちゃ減ってる‼︎あたし、たこ焼き食べたい‼︎」

「ずりぃ‼︎俺も食う‼︎」

「じゃあ、2人で食べよっ‼︎」


買って来た食べ物は、全部2人で共有。


華奢な体に見合わず、すげー食うし。



「お腹いっぱい…。太ったかも…」

「少し食って胸付けろよ」

「最低‼︎優しいと思ったのにー‼︎」


バカみたいに、くだらない事で笑ってる時間が好きだ。


叶芽の隣は居心地が良い。