性悪男子の甘い毒




その後、入試前に受けた模試での結果は中々良いもので。


あたしと未央は一安心したんだけど………


「最悪だ〜…。判定悪過ぎか」

「まだ取り返しつくから大丈夫でしょ?ねっ、叶芽‼︎」

「うっ、うん‼︎全然大丈夫‼︎成績優秀な未央が言うんだからっ」


1人、模試の結果が振るわなかった晃椰。


結果表をぐしゃぐしゃにして、昼休みの今でも机に突っ伏す。


あれだけ勉強してたからショックだよね…。


「もうすぐだろー?入試?今から、巻き返せんの?」

「ちょっ、アンタは余計なこと言わないの‼︎バカ‼︎」

「痛っ‼︎みっ、未央ちゃーん…」

「じゃあ、叶芽‼︎ま、また後で〜……」


新太君を引っ張り、教室から出て行った未央。


なんて声掛けたら良いんだろ………。


言葉が見付からず、晃椰の手を握ってみた。


「後で一緒に勉強しよ?で、昼休みなんだしお昼食べよ‼︎」

「…購買行って来る」

「あっ、あたしも行くからっ‼︎」



普段、人前じゃ引っ付かない晃椰が、校内で手を繋いでるよ…。


相当、キツかったみたいだね。