性悪男子の甘い毒




朝からケーキを食べられるなんて幸せ‼︎


今日の朝ご飯、ご飯のおかわり我慢して良かった……。


それにしても、隣の席の晃椰はまた教科書を開いて勉強してる。


「叶芽。この問題って、こっちの公式も使えたっけ?」

「うん‼︎両方使えるよ」

「サンキュー」

「熱心だね。最近の晃椰」


少し前までは、当たり前の様に補習対象者だったのに。


教科書に目線を落としたまま、真面目な横顔で言った。


「将来的に叶芽を養うの俺じゃん。しっかりしねーと」

「へっ…」

「側にいてくれるんだろ?この先も、ずーっと」

「う、うん…もちろん、です…っ」

「そのために、頑張んなきゃな」


サラッと言うんだから………


あたしが嬉しくなっちゃうこと。



「あたしも頑張るね」

「ん、頑張れ」


将来的に、晃椰を支えられる様になりたいもん。


今のあたしは晃椰に支えられてばかりだから。


お互い頑張ろうね。