笑顔の叶芽にキスを落として、好きな気持ちを再確認。


ずっと側にいてやりたいって。


「もうケンカしたくないね?晃椰と離れるとツライの」

「俺も。でも、ケンカしたって別れない自信あるから」

「嬉しい‼︎多分、あたし晃椰から離れられない気がする…」

「随分、素直じゃん。明日、雨降るんじゃね⁉︎」

「最低‼︎良い感じの空気ブチ壊しー‼︎」


素直になれなかった俺なりの照れ隠し。


多分じゃなくて絶対に、俺も叶芽から離れられない。


2人で過ごす時間を重ねる程、俺の中でお前の存在が大きくなるから。



「もう、あたし帰るからねっ‼︎」

「いじけんなよ〜。ブス」

「しかも、全然反省してないし‼︎嫌い‼︎」

「冗談、冗談。ちゅーしてやるよ?」

「うぅ〜……やっぱり、好き‼︎」


受験で一緒にいられる時間は限られるけど、俺らなら大丈夫。


つーか、合格して少しは叶芽にカッコイイとこ見せなきゃダメじゃん。


「お互いに勉強頑張ろうね。無理し過ぎちゃダメだよ?」

「分かってるよ。駅まで送ってく」

「へへっ、ありがとう‼︎」


もう少し頑張ろう。


叶芽の笑顔で頑張れる。