性悪男子の甘い毒




夏とは言え、ずっと外で待ってたらしい叶芽の体は冷えていた。


だから、家の中に一緒に入れた。


「手冷たくなってるし、シャワー浴びて来いよ。着替え貸すから」

「ふぇっ⁉︎シャワー⁉︎」

「余計なこと考えんなよ…バカ」

「だ、だって〜‼︎」


顔真っ赤にしてる叶芽をバスルームに押し込んだ。


そりゃあ、俺だって多少の下心あるけど…。



数十分後、俺のダボダボのスエットを着た叶芽ちゃん。


「晃椰〜。あったまったよ。ありがと」

「いーえ。髪ちゃんと乾かしたか?」

「うん‼︎乾かした‼︎触る?」


少し赤くなった頬で、首を傾げる仕草に簡単に撃沈…。


叶芽の細い手首を引っ張り、俺の膝に座らせた。


「触って良いの髪だけ?」

「いっ、いや、そういうわけじゃないけど…ダメ‼︎エッチなことしないから‼︎」

「ふーん。今日俺の誕生日なのに?彼女サービス無しか〜」

「うぅ〜っ‼︎もう勝手にしてー‼︎」

「よっしゃ。好都合」


照れまくる叶芽が可愛くて仕方ない。


消毒の意味も込めて、キスはいつもより多め。