性悪男子の甘い毒




すぐに出たけど、電話口で告げられた事実は悲しいモノだった。


『晃椰君も行ってるみたいね…。他にもクラスの男子いるらしいし、大丈夫だよ‼︎』


ショックなのは山々だけど………


原因を作ったのは、あたしのせい。


女の子と遊んでる晃椰を責め立てる事は絶対に出来ない。


『どうする?新太に上手いこと言い包めさせて、帰る様にする?』

「ううん。そのままで良いの」

『ほんとに⁉︎今日、晃椰君の誕生日でしょ?後悔しない?』

「しないよ。ごめんね…。それから、ありがとう。未央‼︎」

『叶芽…。無理だけはやめてよ』


自分が蒔いてしまった種なんだから仕方ないんだ……。



もしも、晃椰に他に好きな女の子が、新しい彼女が出来たとしても。


あたしはもう一度、〝ごめんね〟と〝ありがとう〟を伝えたい。


誕生日だから〝おめでとう〟も言いたいな。



だから、あたしはここで待ってる。


少しの期待に胸を弾ませながら。