性悪男子の甘い毒




急に晃椰の家まで押し掛けようか………


いや、さすがに迷惑だよね⁉︎


カバンからスマホを取り出し、一応電話をしてみたけど出てくれない…。


少し時間を置いて、3回試したけどダメだった……。


あっ、新太君と一緒にいたりして‼︎


新太君に電話を掛けても出ない。


そんな困り果てたあたしが電話を掛ける相手は、この人だけ。



「…もしもし‼︎未央‼︎今、大丈夫?」

『叶芽‼︎大丈夫だけど、どうかした?』

「新太君と一緒にいたりする?」

『今日は一緒にいないよ。数合わせで女子校との合コン行く〜とか言ってたし‼︎』


合コンか……。


その時、嫌な考えが頭の中を過る。


『…叶芽?』

「晃椰も一緒に行ってたらどうしよう…。そんなのヤダ……」

『ちょっ、泣かないでよ⁉︎新太に連絡して聞いてみるから‼︎ねっ?』

「うん…。未央ありがとう…」


未央から折り返しの連絡を待つ間に、とぼとぼ晃椰のマンションへ。


マンションにもいないみたい……。


マンションの下で待っていると、スマホが鳴り響いた。


未央からだ…‼︎