性悪男子の甘い毒




そして3日後の物理の小テストで初めて獲得した上位の座。


クラスで、3位‼︎


「あたし晃椰に負けたの⁉︎最悪〜‼︎」

「ははっ‼︎叶芽より上って気分良いわ〜」

「でも今回はほんとにすごいよっ‼︎頭良いと、もっとモテちゃうね?」

「別に、俺は…っ」


〝お前がいてくれれば良い〟


教室でそんな恥ずかしい事言えるはずもなく、飲み込んだ。


叶芽に褒められるのも悪くねぇな。


「あ、そうだ‼︎晃椰‼︎」

「ん?」

「今日、塾で先帰っててね。あたし今日も、数学受けてから帰るから」

「ヤダ。お前と帰りたいから待ってる」

「冗談でしょ〜」


ケラケラ笑いながら流されたし……。



放課後、塾に行き俺の授業が全部終わった後は自習室で叶芽待ち。


たまには2人で帰りてぇんだもん。


「晃椰…?ほんとに待ってたの⁉︎」

「勉強のついでだよ‼︎塾の宿題終わってなかったし」

「そうだよね〜」


なんで俺、素直になれねーんだろう。


叶芽のこと好きなのに。