性悪男子の甘い毒




塾から現在一人暮らしい中の家に帰っても、速攻で塾の復習。


その後に、明日の授業の予習。


夜中の勉強中に、スマホに新太から電話が掛かって来た。


「…ったく、なんだよ‼︎」

『わりぃ‼︎寝てた⁉︎』

「ちげーよ。勉強してた」

『はっ⁉︎お前、頭ぶつけた?そんなことより、明日みんなで遊ぼうぜ‼︎』


俺らの取巻きのクラスの男子数人が部活休みで遊ぼう…と。


3日後に小テストもあるしなぁ……。


「今回俺パス。お前らだけで遊んで来いよ」

『マジ⁉︎叶芽ちゃんとデートの予定でも入ってた⁉︎』

「いや、小テスト近いし勉強しようかなって」

『熱でもあんのか⁉︎大丈夫⁉︎』

「失礼な‼︎もう電話切るぞ」


今は新太達と遊んでる余裕ねぇの。


叶芽に教えるために猛勉強中なんで。


だって、叶芽が菊池先生に教わってるとこ見るの無理。


妬いて頭おかしくなりそう。


「俺って、こんなに嫉妬深かったっけ……」



勉強すると同時に、自分の心の狭さに嫌気が差した夜だった。